3.仕組みを改善する基本 【急所27】見えないモノを見えるようにする方法

見えないことを、正しく予測したり把握することは難しいですね。しかし形だけでもいいので、やってみるといろいろなことが見えるようになります。
 
例えばこれまでに経験のない新しい製品を作る時には様々な問題が起きやすいと思います。特に生産するラインのレイアウトなどは、前もっていい形を作ることができればいいのですが、それまでに経験がないので難しいということになります。しかし設備は一回据え付けてしまうと修正の労力も大変です。
 
そこで事前に形だけでもいいので作業をしてみたらいかがでしょうか。エア作業です。ただ何もないエアじゃちょっと分かりにくいね、という場合は、新聞紙でいいので床の上に設備の実物大を敷いてそこで作業の格好をしてみるのです。もし時間が合ったら、段ボールで使う設備やコンベアなどを実際の大きさや作業のやり方をイメージできる形に作ってつなぎ合わせてみると更にいろいろなことが分かります。
 
作業時の動きを格好だけでいいのでやってみましょう。モノづくりにかかわるすべての人に来てもらって動きを観察すれば、通路幅や配列、置き場所などの改善点が事前に見えてきます。
 
見えないものを見えるようにする効果は大きいのです。
 
今週の言葉  形だけでもやってみる。見えないモノが見えるようになる。
 

 

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